No.10 広重と河獺
『広重と河獺』/安政五年正月十七日/弘化四年九月(1858年) 作品データベースの一覧へ 青空文庫で本文を読む ↗
🗣 語りの場面の年:本文に記載なし(上の年は事件の年)
📖 あらすじ
浅草の旗本屋敷の大屋根に、身元不明の幼い女の子の死骸が落ちているのが見つかり、半七は広重の名所絵を手がかりに、その身元と謎の解明に乗り出す。また、下谷の道具屋の隠居が川端で何者かに襲われて財布を奪われたと訴え、半七がその調査にもあたる。
🎬 結末解説(ネタバレあり)
※結末に触れます(押すと開きます)
娘お蝶は鷲に攫われ黒沼屋敷の大屋根に落とされていた(広重の鷲の絵が手がかり)。十右衛門襲撃の真犯人は川の河獺で、飛びかかったはずみに財布の紐が十右衛門の首から河獺の首へ移って巻き付き、小判の重みで紐が締まって河獺は自分で自分の首を絞めて死んだ。死骸が浮かび政吉の冤罪が晴れる。十右衛門の嫉妬による偽訴も露見し、金はお元に渡され二人は夫婦になる。
👤 登場人物
🗾 舞台
👻 怪異
📜 史実
📖 用語
💬 語録
死んだ者より、生きたものを助ける工夫が大切だから
半七(若き日)|事件解決より生者の救済を優先する半七
これは広重の絵のおかげで、なにが人間の助けになるか判りません。その広重は大コロリで、その年の秋に死にました
半七老人(回想)|一枚の絵が事件解決の糸口になった結び
引用は本文(青空文庫)から一字一句そのままです。
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