線で結ばれた作品は「関連作品」。ノード大きさ=リンク数(作品間の結びつきの強さ)。" 例えば金の蝋燭⇄川越次郎兵衛は前後編の繋がり、正雪の絵馬は複数作品(幽霊の観世物・菊人形の昔・廻り灯籠・吉良の脇指)と並行あるいは後日談として結ばれる。
この図の見方: 円(ノード)は作品、線は作品同士の「関連」です。円の色は作品の時代(元号)、円の大きさは関連する作品の多さを表します。
円にカーソルを乗せると作品名と関連数、線に乗せると関連の理由(年跨ぎ・並行事件・後日談など)が表示されます。
線をクリックすると関連の理由が図の下に固定表示され、クリックし直すと解除されます。
「⇄」は相互に言及し合う二作品、それ以外は片方向の言及。理由は本文の記述から。
| 作品A | 作品B | 関連の理由 | |
|---|---|---|---|
| 『お化け師匠』 | ⇄ | 『半鐘の怪』 | 作中で「お化け師匠の家のあんまり遠くないところ」と言及(舞台の位置関係) |
| 『お化け師匠』 | ⇄ | 『かむろ蛇』 | 「いつぞやお化け師匠のお話をしたことがあるでしょう」と過去の一件に言及 |
| 『朝顔屋敷』 | ⇄ | 『半七先生』 | 半七が「前に云った『朝顔屋敷』の一件」を思い出すと言及 |
| 『弁天娘』 | ⇄ | 『鬼娘』 | 冒頭で「いつかは弁天娘のお話をしましたから」と先行作品に言及 |
| 『津の国屋』 | ⇄ | 『あま酒売』 | 作中で「いつかお話した津の国屋だって、大詰へ行くとあれです」と別話に言及 |
| 『津の国屋』 | ⇄ | 『むらさき鯉』 | 語り手が「『津の国屋』の怪談が思い出されるような宵」と述べる |
| 『お照の父』 | ⇄ | 『向島の寮』 | 末尾で「蛇の方の話」として向島の寮の一件へ続く(続き物語) |
| 『蝶合戦』 | ⇄ | 『筆屋の娘』 | 冒頭「『蝶合戦』の話を聞いたのち四、五日を経て」と前話に言及 |
| 『筆屋の娘』 | ⇄ | 『少年少女の死』 | 末尾で「『筆屋の娘』のお話…あれはこの翌月のことで」と明言 |
| 『雷獣と蛇』 | ⇄ | 『一つ目小僧』 | 「前に『雷獣と蛇』の中にも説明してある通り」と先行作品に言及 |
| 『異人の首』 | ⇄ | 『蟹のお角』 | 「『異人の首』の捕物…三五郎が手伝いをした」と過去の事件に言及 |
| 『金の蝋燭』 | ⇄ | 『川越次郎兵衛』 | 「いつぞや『金の蝋燭』というお話をしたことがありましょう」— 前日譚として明記 |
| 『ズウフラ怪談』 | ⇄ | 『妖狐伝』 | 作中で「いつぞやお話をした『ズウフラ怪談』の型にはいる」と言及 |
| 『大阪屋花鳥』 | ⇄ | 『新カチカチ山』 | 「大阪屋花鳥の二代目かと、半七は口のうちでつぶやいた」と言及 |
| 『正雪の絵馬』 | ⇄ | 『幽霊の観世物』 | 冒頭で「いつぞや『正雪の絵馬』というお話をしたでしょう」と翌月の出来事として言及 |
| 『正雪の絵馬』 | ⇄ | 『菊人形の昔』 | 「いつぞやお話をした『正雪の絵馬』と同じように」と台詞で言及 |
| 『正雪の絵馬』 | ⇄ | 『吉良の脇指』 | 「春の末から半七らはかの『正雪の絵馬』の一件に係り合うことになって」と並行事件として明記 |
| 『正雪の絵馬』 | ⇄ | 『廻り灯籠』 | 「この年の四月、半七はかの『正雪の絵馬』の探索に取りかかっていた」と並行探索を明記 |
| 『大森の鶏』 | ⇄ | 『妖狐伝』 | 続く「妖狐伝」の冒頭で「大森の鶏の話が終っても」と続けて語られる / 冒頭「大森の鶏の話が終っても」と前話の直後に語られる |
| 『大森の鶏』 | ⇄ | 『唐人飴』 | 「かの『大森の鶏』の一件から三月の後」と明記 / 「かの『大森の鶏』の一件から三月の後」と明記 |
| 『大森の鶏』 | ⇄ | 『川越次郎兵衛』 | 坂部治助を「『大森の鶏』でおなじみの人」と明記 |
| 『唐人飴』 | ⇄ | 『青山の仇討』 | 「唐人飴の一件」への作品間参照が複数回 |
| 『かむろ蛇』 | ⇄ | 『幽霊の観世物』 | 「氷川のかむろ蛇の観世物」と過去に語った話として言及 |
| 『かむろ蛇』 | ⇄ | 『蟹のお角』 | 「『かむろ蛇』のお話のときの安政五年のコロリを参照」と言及 |
| 『幽霊の観世物』 | ⇄ | 『菊人形の昔』 | 冒頭「『幽霊の観世物』の話が終ると」と前話の続きとして語られる |
| 『菊人形の昔』 | ⇄ | 『蟹のお角』 | 「この物語は前者の姉妹篇とでも云うべきもの」— 前作の続編 |
| 『青山の仇討』 | ⇄ | 『吉良の脇指』 | 「いつぞやお話し申した『青山の仇討』一件のような」と対比で言及 |
| 『吉良の脇指』 | ⇄ | 『廻り灯籠』 | 「『吉良の脇指』も片付かない」と同時期の別事件として言及 |
多くの作品と結ばれる「ハブ」作品ほど、半七捕物帳の中で事件が連鎖・反響する中心的存在。