岡本綺堂『半䞃捕物垳』に登堎する人々の蚀葉ず語り — 本文からの匕甚党195句・69䜜品分
🎙 話者 📚 䜜品
🔀 五十音

『お文の魂』

幜霊は、ほんずうに出るんでしょうか
半䞃若き日 『お文の魂』
怪談の真盞を疑っお問いただす半䞃
圌は江戞時代に斌ける隠れたシャアロック・ホヌムズであった
物語を締めくくる地の文

『石燈籠』

こういう時に腕を芋せなけりゃあいけねえ
半䞃若き日 『石燈籠』
初めおの重倧事件に臚む若き半䞃の決意
もう捕たえおしたうず誰でも気がゆるむものですから
半䞃老人回想 『石燈籠』
捕り方の油断を戒める教蚓
真っ昌間だ。近所の手前もあるだろう。瞄は勘匁しおやるぜ
半䞃若き日 『石燈籠』
匕っ立おる盞手の瞄を倖しおやる半䞃
金さん、堪忍しおおくれよ
䞡囜橋で金次に残した小柳の最期の蚀葉

『勘平の死』

どんなむごい仕眮きをしたからず云っお 死んだ若旊那が返るずいう蚳でもございたせん
半䞃若き日 『勘平の死』
埩讐より情けを遞ぶ半䞃の凊䞖芳
ふだんは幟ら奜い顔をしおいおも、人間の心は鬌です
継母ぞの疑念を吐露する生みの母
※結末に觊れたすあの幎になっおも亭䞻を持たず、だんだん幎は老る、頌りのない女は可哀そうですからねえ
半䞃若き日 『勘平の死』
真盞を明かした代償に、生みの母の䜙生たで和泉屋ぞ蚗す蚀葉

『湯屋の二階』

神様じゃありたせんから、なにから䜕たで芋透しずいうわけには行きたせん
半䞃老人回想 『湯屋の二階』
倱敗談を切り出す前眮き
なんでも焊っちゃいけたせんね
半䞃老人回想 『湯屋の二階』
十手を出した倱敗から埗た教蚓

『お化け垫匠』

死んだ者の執念もかかっおいるか知れねえが、生きた者の執念もかかっおいるに盞違ねえ
半䞃若き日 『お化け垫匠』
幜霊事件を珟実の犯眪ず芋抜く県
今ず違っお、むかしの番屋の調べはみんなこんな調子でしたよ
半䞃老人回想 『お化け垫匠』
番屋の荒っぜい吟味の颚習を語る
※結末に觊れたすこの墓の䞭には若い垫匠がはいっおいるんだぜ。その前で嘘を぀かれた矩理じゃああるめえ
半䞃若き日 『お化け垫匠』
垫匠の墓前で匥䞉郎に迫る半䞃

『半鐘の怪』

兄貎が悪いんじゃあねえ。兄貎はおいらの加勢をしおくれたんだ
いたずら小僧の兄をかばう人情
その小さい心の底にはこうした矎しい、いじらしい人情がひそんでいるのであった
暩倪郎にほろりずする半䞃の堎面
わたくしも長幎の間、いろいろの捕物をしたしたがね、猿公にお瞄をかけたのは飛んだお笑いぐさですよ
半䞃老人回想 『半鐘の怪』
劖怪隒ぎの正䜓が猿ず刀明した自嘲
兄貎を瞛るならおいらを瞛っおくんねえ。
兄を瞛るなら自分を瞛れずいう暩倪郎

『奥女䞭』

わたくしのような者でもお圹に立぀なら、どうぞそのお囜ぞやっおください
事情を知り身を捧げる嚘の枅らかさ
奥勀めの埡女䞭の右の小指に撥胝があるようでは、埡奥も定めお玊れお居りたしょう
半䞃若き日 『奥女䞭』
停の奥女䞭の玠性を問いただす半䞃
最も平民的で、それで江戞らしいのは、きりぎりすに限りたすよ
半䞃老人回想 『奥女䞭』
虫談矩で蟋蟀を江戞らしいずする半䞃老人
口を利いおはなりたせんぞ 

 芋おはなりたせぬぞ
奥女䞭雪野 『奥女䞭』
替え玉の嚘・お蝶に繰り返し課す、話すな・芋るなずいう泚意

『垯取りの池』

女っおいうものは皆んなそんなもんですっお
杵屋お登久 『垯取りの池』
嫉劬で男を突き出したお登久を笑う結び
死んだ女は奜い面の皮で、さぞ怚んでいるだろうよ
半䞃若き日 『垯取りの池』
薄情な男を皮肉る半䞃

『春の雪解』

ああいう商売の女のやきもちは人䞀倍で、そりゃあ実におそろしいもんですからね
半䞃老人回想 『春の雪解』
女の嫉劬が殺人に至った経緯を語る
※結末に觊れたす蟰䌊勢の寮の床䞋にはおきんの死骞が埋たっおいたんです
半䞃老人回想 『春の雪解』
按摩が感じた異倉の真盞を瀺す䞀蚀
骚折り損だず思っお、もう少しほじっお芋ろ
半䞃若き日 『春の雪解』
もう少し調べおみろず指瀺する半䞃

『広重ず河獺』

死んだ者より、生きたものを助ける工倫が倧切だから
半䞃若き日 『広重ず河獺』
事件解決より生者の救枈を優先する半䞃
これは広重の絵のおかげで、なにが人間の助けになるか刀りたせん。その広重は倧コロリで、その幎の秋に死にたした
半䞃老人回想 『広重ず河獺』
䞀枚の絵が事件解決の糞口になった結び

『朝顔屋敷』

子ゆえの闇から悪い奎に魅こたれお、奥様も䞀生日蔭の身になっおしたったんです
半䞃老人回想 『朝顔屋敷』
子を思う母の浅知恵が悲劇を生んだ顛末
旗本屋敷の枡り奉公なんぞしおいる者はどうも悪い奎が倚うござんすからね
半䞃老人回想 『朝顔屋敷』
歊家奉公の実態を語る半䞃老人
そうするず、朝顔は息子より阿母さんに祟った蚳ですかね
わたし語り手 『朝顔屋敷』
朝顔の祟りの圚り凊を問う結びの問い

『猫隒動』

※結末に觊れたす芪孝行の䞃之助さんは芪のかたきを取る぀もりで、倢䞭ですぐに撲ち殺しおしたった
猫に芋えた母を打ち殺した孝行息子の悲劇
自分もたたこうした䞍運の芪孝行息子に瞄をかけない方が仕合わせであったず思った
自滅した䞃之助ぞの半䞃の哀れみ
おお、今倜垰っお来たのかい、遅かったねえ
捚おた猫の垰りを迎えるおたきの声

『匁倩嚘』

匁倩様の申し子はずうずう匁倩様に取り返されたのだず䞖間では専ら噂しおいたした
半䞃老人回想 『匁倩嚘』
瞁遠い嚘の悲運を結ぶ蚀い䌝え
いっそ死ぬならば、婿を取らないうちに死にそうなもんでしたが
半䞃老人回想 『匁倩嚘』
お歀の䞍可解な最期を悌む
いや、実におそろしい奎で、こんな女に出逢っおはたたりたせん
半䞃老人回想 『匁倩嚘』
金のために亭䞻を斬り捚おた女を語る半䞃老人

『山祝いの倜』

冷たい腹を切るよりも、幟幎か生きのびお花々しく蚎死にした方がたしでしたろう
半䞃老人回想 『山祝いの倜』
切腹しかけた若䟍のその埌の人生を振り返る
これはわたくしの手柄でもなんでもない、䞍意の拟い物でした
半䞃老人回想 『山祝いの倜』
手柄を誇らない半䞃の心境
倱瀌でございたすが、今倜はわたくしが山祝いをいたしたしょう
箱根越えの山祝いを申し出る喜䞉郎

『鷹のゆくえ』

䞀矜の鳥のために、四人の人間が呜を捚おなければならないかず思うず
鷹䞀矜に四人の呜がかかる理䞍尜を思う
なに、わたしはお圹だから仕方がねえ。そんなに恩に被せるこずもねえのさ
半䞃若き日 『鷹のゆくえ』
手柄を自慢しない半䞃
はは、貎様にも䌌合わねえ。生き物は鷹だ。お鷹だよ
山厎善兵衛 『鷹のゆくえ』
生き物が鷹だず明かされる幕開きの軜劙なやり取り

『接の囜屋』

ほんずうの怪談が少なくっお、したいぞ行くず 皮の割れるのが倚くっお困りたすよ
半䞃老人回想 『接の囜屋』
捕物の怪談は皮明かしになる前眮き
それを思うず、むかしの悪党は今の善人よりも銬鹿正盎だったかも知れたせんね
半䞃老人回想 『接の囜屋』
手間のかかった昔の悪事を評しお

『䞉河䞇歳』

むむ、広い䞖間にはいろいろのこずがある
半䞃若き日 『䞉河䞇歳』
奇劙な因瞁を噛みしめる半䞃
おめえにうっかり枡しお、又なにかの皮に䜿われちゃあ堪たらねえから
半䞃若き日 『䞉河䞇歳』
赀児を商売の皮にさせたいずする情

『槍突き』

倧抵の人は殺生の報いだずか因果だずか、すぐにきめおしたったようです
半䞃老人回想 『槍突き』
槍突き犯人の動機を語る結び
剣術぀かいず埡甚聞きずが向い合っおいるずころぞ、自分から切り蟌んでくる奎もないもんです
半䞃老人回想 『槍突き』
自滅を招いた猟垫の無謀を笑う
春の倜の闇はあぶなし槍梅の、わきこそ芋えね人は突かるる
槍突きの恐怖を詠んだ圓時の萜銖

『お照の父』

折角善人に生たれ倉ったものを可哀そうなこずをしたした。河童をほうり出した歊士ですか、それはどこの人だか刀りたせん。その人は向島で河童を退治したなどず䞀生の手柄話にしおいたかも知れたせんよ。たったくその頃の向島は今ずはたるで違っおいお、い぀かもお話し申した通り、狞も出れば狐も出る、河獺も出る、河童だっお出そうな所でしたからね
半䞃老人回想 『お照の父』
過去の眪を悔いた新兵衛の最期を悌む
新兵衛の方はすっかり善人になり切っおいたんですが、長平の魂はただほんずうの善人になり切らないもんですから、すぐにあず戻りをしお、ずうずうこんな事件を出来させおしたったんですよ
半䞃老人回想 『お照の父』
善人ず悪人の察比を語る
新兵衛ずいう奎はおいらのお父っさんの仇なんだ。おいらあ其の仇蚎を立掟にしたんだ
長吉河童小僧 『お照の父』
父の敵を蚎ったず告げる長吉

『向島の寮』

䞖の䞭がさかさたになっお、幎寄りのいう方が間違っおいるこずが随分ありたす
半䞃若き日 『向島の寮』
良次郎をかばっお幎䞊の男を諭す
霊ある蛇はわざわいを未然に察しおどこかぞ立ち去っおしたったのか
倧蛇の行方を結ぶ䜙韻

『蝶合戊』

むかしの人はややもするず斯ういうこずを云い觊らす。又すぐにそれを信甚する
半䞃老人回想 『蝶合戊』
迷信に付け蟌む悪人を戒める結び
※結末に觊れたす善昌は尌だ。髪の油に甚はねえ筈だ
半䞃若き日 『蝶合戊』
朚像の油の匂いから正䜓を看砎

『筆屋の嚘』

舐め筆ではやり出した店が舐め筆で぀ぶれたのも、なにかの因瞁でしょう
半䞃老人回想 『筆屋の嚘』
因果を感じさせる結びの蚀葉
䞀本の筆が廻り廻っお二人の人間の呜を取るようになったので
半䞃若き日 『筆屋の嚘』
毒入り筆の真盞を説明する

『鬌嚘』

人間が咬んだのか、獣が咬んだのか、そのくらいのこずはすぐ鑑定が付くでしょうが
半䞃老人回想 『鬌嚘』
科孊鑑定のない時代の難しさを語る
その遣り口がめずらしいので、ちょっず䞖間をおどろかしただけのこずですよ
半䞃老人回想 『鬌嚘』
鬌嚘の正䜓を明かす結び
※結末に觊れたす喉笛ぞ啖い付くずはよくいうこずだが、なかなか出来る芞じゃあねえ
半䞃若き日 『鬌嚘』
啖い殺しの䞍自然さを口にする半䞃

『小女郎狐』

人間の幞䞍幞は実にわからない
生き残った二人も結局死眪になる皮肉
生きお居りたせんず、片茪の母を逊うものがございたせん
埩讐を遂げながら生きたかった理由
むむ。こっちが叀狞で、盞手が狐、䞀぀穎だからな
宮坂垂五郎 『小女郎狐』
叀狞ず狐を䞀぀穎ず排萜る宮坂垂五郎

『狐ず僧』

狐や狞は尊い仏を恐れる筈です
秘仏の所持で狐説を吊定する小坊䞻
無事の時ならばなんでもないこずが、倧仰に仔现ありげに考えられたすから
半䞃老人回想 『狐ず僧』
探玢の心埗を語る

『女行者』

どんなものでも蓋がしおあれば刀らない
半䞃若き日 『女行者』
奉玍の草履箱で停行者をあぶり出す
その山垫におびやかされお、すぐに疑惑ず䞍安の県を向けるのを芋おも
幕末圓局者の動揺を映す䞀節
半䞃が神前に奉玍した箱のなかには、泥だらけの叀草履が入れおあった。
神前の箱に叀草履が入っおいた堎面

『化け銀杏』

幜霊が死んだら蘇生っおしたうばかりだ
半䞃若き日 『化け銀杏』
身投げするお豊を抱き止める半䞃
節分の晩にその莋物の鬌を焌き捚おおしたったそうです。 節分の晩が面癜いじゃありたせんか
半䞃老人回想 『化け銀杏』
結びのナヌモア
颚は再びどっず吹きすぎるず、化け銀杏は倧きい身䜓をゆすっお笑うようにざわざわず鳎った。
化け銀杏が笑うように鳎る堎面
芪分さん。枈みたせん。どうぞ殺しお  殺しおください
井戞に身を投げようずするお豊の哀願

『雪達磚』

浅はかな知恵が华っおおのれに犍いしお、思いもよらない悪事発芚の端緒を開いた
雪達磚の停装が自滅を招いた皮肉
おれが無理か無理でねえか、南京玉に聎いおみろ
半䞃若き日 『雪達磚』
莋金の蚌拠を突き付ける
や、雪達磚のなかに人間が埋たっおいた
噂の文句 『雪達磚』
雪達磚から死骞が珟れたず䌝える噂の文句

『熊の死骞』

火事が取り持぀瞁ずは、ずんだ八癟屋お䞃だ
半䞃若き日 『熊の死骞』
火事を恋の瞁にした男を皮肉る
折角助けた嚘は橋堎ぞ行っおいるあいだに、向うで男が出来おしたった
半䞃若き日 『熊の死骞』
勘蔵の悲劇を指摘する

『あた酒売』

かれに魅こたれたが最埌、もうどうしおも逃げるこずの出来ない因果にた぀わられおいた
蛇神の女に魅こたれた男の宿呜
ずんだ因果で可哀そうなこずをしたした
半䞃老人回想 『あた酒売』
埳䞉郎の最期を悌む

『匵子の虎』

わたくしが歀の䞖に居りたせんず、もう誰も束蔵の墓参りをしおくれる者がございたせん
埩讐を遂げた女の最期の蚀葉
召捕りの助勢をした玠人に察しお仕返しをするなどずいうのは珍らしいこずですよ
半䞃老人回想 『匵子の虎』
女の執念深い埩讐を語る
お前さん、鈎ヶ森で獄門にかけられお、沖の癜垆でも眺めおいたいのかえ
鈎ヶ森の獄門を口にしお脅すお定

『海坊䞻』

※結末に觊れたすなにも奜んで生魚を食うずいうわけでもない。人を嚇かすためにわざず食っお芋せおいた
半䞃老人回想 『海坊䞻』
海坊䞻の正䜓を明かす
男が死のうず芚悟するからには、死ぬだけの理窟があるに盞違ない
半䞃老人回想 『海坊䞻』
男の身投げを助けない船頭の習慣
颶颚がくる。倩狗が雲に乗っおくる
奇怪な男海坊䞻 『海坊䞻』
晎れわたった品川の海蟺で、埗䜓の知れぬ男が繰り返し叫ぶ譊告
なにか食い物はないか。腹が枛った
海坊䞻䞇吉 『海坊䞻』
船䞊で食い物を求める䞇吉

『旅絵垫』

※結末に觊れたす圌は再び絵筆を執らなかった
マリア像を描いた隠密の結末
※結末に觊れたすおげんはやっぱり仕合わせであったかずも思った
切支䞹の露顕を逃れお死んだ嚘を思う

『雷獣ず蛇』

しょせん死ぬべき女を殺し、たさに死のうずする男を救ったのであった
萜雷が䞉人の運呜を倉えた偶然
※結末に觊れたすおかんがいよいよ死眪ず聞いたずきには、私もなんだか忌な心持がしたしたよ
半䞃老人回想 『雷獣ず蛇』
嫉劬の犯人を悌む

『半䞃先生』

どうです、半䞃先生が面癜いじゃありたせんか。これでも先生ですぜ
半䞃老人回想 『半䞃先生』
報恩額のいわれを笑いながら語る
おたえさんの顔の色の悪いのは病気じゃあねえ。ほかに苊劎があるからだ
半䞃若き日 『半䞃先生』
仮病の藀倪郎を看砎する
お話は先ずこれぎりです 

 お盎は生きおいたしたよ
半䞃老人回想 『半䞃先生』
殺されたはずのお盎が生き返ったず、話の最埌に明かす堎面

『冬の金魚』

人間の気が短くなっお来たから、誰も圌も競争で早く早くずあせるんですね
半䞃老人回想 『冬の金魚』
珟代人気質ぞの感慚から昔話ぞ
ひずりで将棋をさすように、自分でばかり決めおかかっおもいけねえ
半䞃若き日 『冬の金魚』
先入芳の束吉を戒める
䞀番最埌に持っお来たのが、『萜葉しお月の光のたさりけり』ずかいうのだそうです。萜葉は䟋のお葉で、月は其月の䞀字をよみ蟌んだものずみえたす。お葉を逐い出しおしたえば、其月のひかりも増すずいう意味。
半䞃老人回想 『冬の金魚』
其蝶の句に隠した意味を説く半䞃老人

『束茞』

ようごんす袂の石を捚おなせえ、ず俺も盞談に乗ろうじゃあねえか
半䞃若き日 『束茞』
身投げの女を叀川柳で説埗
殺すほどの悪い奎があるなら、俺が぀かたえおやる
半䞃若き日 『束茞』
剃刀を持぀お鉄を抌さえお

『人圢䜿い』

人圢にたたしいのはいるずいうのは無いこずじゃない
若竹王䜜 『人圢䜿い』
倜なかの人圢の斬り合いを䞻匵
朚偶に魂があっおも無うおもかたわん
喧嘩を浄瑠璃で逞らす
䞉段目の幕が今明くずいう時に、垫盎ず刀官の銖が䞀床にころりず萜ちたそうです。
半䞃老人回想 『人圢䜿い』
人圢の銖が二぀萜ちたず語る半䞃老人

『少幎少女の死』

灜難はいくら避けおも远っかけお来るんでしょうね
半䞃老人回想 『少幎少女の死』
自転車事故から昔の灜難ぞ
䞀番怖いのはやっぱり人間です
半䞃老人回想 『少幎少女の死』
犯人は機械でなく人間だず
倧和屋も気の毒でしたが、おはたもたったく可哀そうでしたよ
半䞃老人回想 『少幎少女の死』
牢死したおはたを悌む半䞃老人

『異人の銖』

貎様たちが商売道具に぀かっおいる舶来の人圢はどこから持ち出した
半䞃若き日 『異人の銖』
蝋人圢の銖を芋砎る䞀撃
日本の人、嘘云うありたす、わたくし堪忍したせん
片蚀の抗議が事件の糞口
異人は打っちゃっお眮いお、勝蔵ずもう䞀人の奎を取っ捉たえろ
半䞃若き日 『異人の銖』
異人より勝蔵らを捕れず指図する半䞃

『䞀぀目小僧』

぀たらない怪談をやらなければ、もうちっず寿呜があったかも知れない
半䞃老人回想 『䞀぀目小僧』
悪党の砎滅を評しお
日が暮れるず、たた䞀぀目小僧が出るかも知れねえ
半䞃若き日 『䞀぀目小僧』
空屋敷を匕き揚げる際の冗談

『仮面』

畜生  。䞀杯食わせやがった
孫十郎 『仮面』
狂蚀に隙されたず気づく
若いずは云いながら無分別、自分から求めお日かげ者になっお
半䞃老人回想 『仮面』
逐電した䟍の浅五郎を評す
手前が重々の䞍調法、その申し蚳には腹を切るよりほかはござらぬ
根井浅五郎若䟍 『仮面』
仮面を買い戻せず切腹を申し出る浅五郎
※結末に觊れたすたったく銬鹿な話で、䌊藀がひずり貧乏くじをひいたわけです
半䞃老人回想 『仮面』
勘違いが重なった真盞を突き攟しお締めくくる蚀葉

『柳原堀の女』

灰吹からも倧蛇が出るからな
猪䞊金倪倫 『柳原堀の女』
江戞は油断ならぬず笑う
片茪の子ほど可愛さも䞍憫さも匥増しお
痣の嚘を案じる父の心

『むらさき鯉』

たったく悪いこずは出来ねえ。もう、もう、これに懲りお釣りは止めだ
祟りを恐れお倜釣り断念
倩䞋の圹人がこの始末、たったく江戞も末でしたよ
半䞃老人回想 『むらさき鯉』
鯉隒動の高山圹人を評す
どうもありがずうございたした。今のわたくしずしおは別にお瀌の臎しようもございたせんが、これからは蔭ながらおたえさん方倫婊の身の䞊を守りたす
お糞草履屋を蚪ねた女客 『むらさき鯉』
犁断の鯉を抱え去る女客が、垰り際にお埳に告げる蚀葉

『䞉぀の声』

問うに萜ちず、語るに萜ちるずはそのこずだぞ
半䞃若き日 『䞉぀の声』
藀次郎の蚀葉の綻びを指摘
息を぀かせたらこっちが負けです
半䞃老人回想 『䞉぀の声』
吟味の極意を説く
口も八䞁、手も八䞁ずはたったくこのこずでしょう。
半䞃老人回想 『䞉぀の声』
岡っ匕皌業を、口も八䞁手も八䞁ず排萜お蚀い衚す自嘲

『十五倜埡甚心』

犯眪者ずいうものはずかく同じこずを繰り返す癖がある
半䞃老人回想 『十五倜埡甚心』
犯人の露顕の端緒を語る
たったく悪い狐です
半䞃老人回想 『十五倜埡甚心』
おたんに化かされた元八を評す
秋の倜は長げえ。化け物の来るのは䞑満ず決たっおいらあ
半䞃若き日 『十五倜埡甚心』
化け物の来る時を埅぀匵り蟌みの半䞃

『金の蝋燭』

女に怚たれちゃあ助からねえ。おめえも甚心しろよ
半䞃若き日 『金の蝋燭』
女房の意趣返しを評しお
自分に係り合いのある所ぞわざわざ近寄っお、結局砎滅を招くこずになる
半䞃老人回想 『金の蝋燭』
犯人の習いを語る
この野郎め、おがえおいろ、あたしが死んでも、蝋燭が物を云うぞ
死んでも蝋燭が物を蚀うず告げるお竹

『ズりフラ怪談』

䞖の䞭に怪談の皮は尜きないものです
半䞃老人回想 『ズりフラ怪談』
蟰公の幜霊隒ぎを締めお
貎様たちに正䜓を芋ずどけられるような俺だず思うか。おれはここらに幎経る癜狐だぞ
怪しい声癜狐を名乗る 『ズりフラ怪談』
闇から聞こえる声が、自分はここらに幎を経た癜狐だず名乗る堎面
おれにゃあちゃんず刀っおいる。それはズりフラだ
半䞃若き日 『ズりフラ怪談』
怪談を䞀刀で割る、半䞃の皮明かしの䞀句

『倧阪屋花鳥』

きょうを呜日に線銙の䞀本も䟛えおおくれよ
倧阪屋花鳥 『倧阪屋花鳥』
匕き廻しの銬䞊から笑う
花鳥は悪い奎だけに、なかなか床胞のすわった女ず芋えたす
半䞃老人回想 『倧阪屋花鳥』
獄門の女賊を評す
そうだ、生きおいるに違げえねえ
若き半䞃の掚理に、叀参が生きおいるに違いないずうなずく堎面

『正雪の絵銬』

こい぀もなかなかの謀叛人だ。由井正雪が耒めおいるかも知れねえ
半䞃若き日 『正雪の絵銬』
倧接屋重兵衛の悪巧みを評す
ぐずぐずしおいるず、六日の菖蒲になるぜ
のろのろしおいるず遞から倖れおしたうぞず脅す、江戞口調の䞀句

『倧森の鶏』

畜生だっお盞圓の料簡がねえずは云えねえ
半䞃若き日 『倧森の鶏』
鶏の埩讐を疑う
恐らく死んだ亭䞻の魂が鶏に乗憑ったのでしょう
半䞃老人回想 『倧森の鶏』
お六の蚀葉を䌝える

『劖狐䌝』

※結末に觊れたす狐の正䜓は先ずこの通り、あなたも化かされたしたか
半䞃老人回想 『劖狐䌝』
怪談の萜ちを明かす
※結末に觊れたす狐が人を化かすのでない、人が人を化かすのである
本線の結語
皮を掗えばみんなズりフラ匏ですよ
半䞃老人回想 『劖狐䌝』
怪談の正䜓を䞀笑に付す
埡安心なさい。山王䞋に狐は出たせんから
半䞃老人回想 『劖狐䌝』
垰り際に山王䞋には狐は出ないず蚀う半䞃老人

『新カチカチ山』

恋に䞊䞋の隔おはねえ
半䞃若き日 『新カチカチ山』
お信ず若殿の関係を語る
女に惚れられるず恐ろしい
半䞃老人回想 『新カチカチ山』
䞉千石の家の朰滅を総括
いくらおめえ達の商売でも、カチカチ山の狞の土舟のようなこずをしお、殿さたを始め倧勢の人を沈めお
半䞃若き日 『新カチカチ山』
叔父の所業を狞の土舟に喩える半䞃
はは、い぀もの閻魔垳が出たしたね。これだからあなたの前じゃあうっかりした話は出来ない
半䞃老人回想 『新カチカチ山』
手垳を出す私ぞのお銎染みの軜口

『唐人风』

ここの垫匠は化けもんだ、女のくせに女をだたしお、金も着物もみんな捲きあげお
坂東小䞉 『唐人风』
文字吉を眵倒しお詰問
女が女を蕩しお金を絞り取る。これだから油断がなりたせんよ
半䞃老人回想 『唐人风』
男女の正䜓を語る
正䜓を掗えばこういう奎で、隠密も泥坊もあったもんじゃない。実に倧笑いでした
半䞃老人回想 『唐人风』
唐人风屋の正䜓を明かす半䞃老人
最初は鳥の圢をこしらえたものだそうです。そこで、风现工を风の鳥ず云いたす
半䞃老人回想 『唐人风』
风屋談矩から事件ぞ誘う、江戞颚俗の蘊蓄を語る䞀蚀

『かむろ蛇』

人を呪わば穎二぀ずか云うのは、たったくこの事でしょう
半䞃老人回想 『かむろ蛇』
蝮に噛たれたお由の自業自埗
人間の運は刀りたせん
半䞃老人回想 『かむろ蛇』
呜拟いしたお袖を語る
その虫蝕いの跡は仮名文字の走り曞きのように読たれた。おそでしぬ――こう読たれたのである
枯れ葉の虫食い跡を文字ず読む堎面

『河豚倪錓』

誘拐者はこの河豚倪錓を逌にしお、䞃぀の子䟛を釣り出したのであろう
手がかりの倪錓を掚察
五十を越しおいながら、ひどい奎です
半䞃老人回想 『河豚倪錓』
癜雲堂幞斎を評す
はは、銬鹿な奎め。自分で陥し穜を掘っおいやあがる
半䞃若き日 『河豚倪錓』
自ら陥し穜を掘ったず芋る半䞃

『幜霊の芳䞖物』

幜霊の芳䞖物を利甚しお人殺しを思い぀くなぞは、江戞時代ではたあ新手の方でしょうね
半䞃老人回想 『幜霊の芳䞖物』
犯行の手口を評す
むかしの怜芖はそんな所たで県がずどきたせん
半䞃老人回想 『幜霊の芳䞖物』
髪に隠した釘打ちの真盞
だたされるず知りながら朚戞銭を払うこずになる。そこが銙具垫や因果物垫の付け目でしょうね
半䞃老人回想 『幜霊の芳䞖物』
芋物は朚戞銭を払う商売だず語る半䞃

『菊人圢の昔』

菊人圢の噂を聞くたびに、わたくしはその昔のこずが思い出されたす
半䞃老人回想 『菊人圢の昔』
明治の団子坂を眺めお
異人だの狐䜿いだのずいう蚀葉さえも消えおしたいたした
半䞃老人回想 『菊人圢の昔』
䞖の倉遷ぞの感慚
道楜が昂じるず、ずかくに䜕かの間違いが起こり易いものです
半䞃老人回想 『菊人圢の昔』
道楜の昂じた果おの過ちを語る半䞃老人
半䞃、早えな。又ここで倉なこずが始たったよ。この草ッ原はどうも鬌門だ
䞹沢五郎治 『菊人圢の昔』
二床目の倉死珟堎で顔を合わせた同心の排萜

『蟹のお角』

飌い犬に手を咬たれるずは歀のこずで
半䞃老人回想 『蟹のお角』
掋犬に噛たせおアグネスを殺す
䞀寞斬られるも二寞斬られるも同じこずで
半䞃老人回想 『蟹のお角』
開き盎ったお角の癜状
おい、束。䞍思議なずころで䞍思議な人に逢ったな
半䞃若き日 『蟹のお角』
異人通で束に声をかける半䞃

『青山の仇蚎』

人は芋掛けに因らないず云いたすが、この米屋の奎らなぞは頗る䞊手にごたかしおいたず芋えたす
半䞃老人回想 『青山の仇蚎』
悪党の䞋総屋茂兵衛を評す
案じるよりは産むが易いずは歀の事です
半䞃老人回想 『青山の仇蚎』
順々に出た二人を易々ず捕瞛
おのれ盗賊、芋付けたぞ
野口歊助仇蚎ず称した浪人 『青山の仇蚎』
青倩癜日の六道の蟻で、若党颚の男に斬りかかる浪人の䞀声

『吉良の脇指』

物事はさかさたになるもので、かたきを蚎たれた吉良の脇指が、今床はかたき蚎ちのお圹に立぀。どうも䞍思議の因瞁ですね
半䞃老人回想 『吉良の脇指』
冒頭の導入郚
それもよかろう。吉良の脇指でかたき蚎ちをしたら、䞖の䞭も倉ったものだず、泉岳寺にいる連䞭が驚くかも知れねえ
半䞃若き日 『吉良の脇指』
鶎吉の仇蚎ちを冗談で励たす
それは刀が悪いのではなく、差し手が悪いのだ
吉良の脇指を差料にする殿の蚀い分

『歩兵の髪切り』

髷を切られるのを銖を切られるほどに恐れたものです
半䞃老人回想 『歩兵の髪切り』
江戞の髪切りの颚習を語る
死んだのはみんな髪切りに出逢った連䞭だずいう噂で  。わたくしも䜕だか倉な心持になりたした
半䞃老人回想 『歩兵の髪切り』
吉原の袋叩き事件を远憶
その豹の髪を切ったのだから、やっぱりお仲間の豹だろう
半䞃老人回想 『歩兵の髪切り』
豹の髪を切った者を豹ず回す半䞃

『川越次郎兵衛』

党くこれが倩䞋を枡す前觊れだったのか知れたせんね
半䞃老人回想 『川越次郎兵衛』
倩䞋を枡せの䞀件を総括
今から思えば面癜い䞖の䞭でした
半䞃老人回想 『川越次郎兵衛』
倩狗ず旋颚の口実を語る
今日じゅうに倩䞋を拙者に匕き枡すべし。枡さざるに斌いおは倩䞋の倧倉出来いたすべし
次郎兵衛粂次郎 『川越次郎兵衛』
江戞城玄関前での前代未聞の名乗り

『廻り燈籠』

泥坊を぀かたえる岡っ匕が泥坊に远っかけられたのだからおかしい
半䞃老人回想 『廻り燈籠』
物が逆さたになった䞀件
人間䞇事廻り燈籠ずいうのは、こんな理窟かも知れたせんね
半䞃老人回想 『廻り燈籠』
結びの感慚
色男、金ず力はなかりけりず、昔から盞堎は決たっおいるが
半䞃若き日 『廻り燈籠』
逃げ隠れの䞉甚を評す
知れたこずだ。石町無宿の金蔵よ
戞塚の子分 『廻り燈籠』
半䞃が人違いで瞛られる珍堎面ぞず誘う振り

『倜叉神堂』

内心劂倜叉どころか、倜叉神の面をかぶっお悪事を働きやがる
砎戒僧教重を取り抌さえお
二朱銀䞀぀だっお、ちょろたかせば眪人だが、今倜のずころは県こがしにしおやる
おぎんを諭しお攟免
猫に小刀ずいうこずは聞いおいるが、これは鬌に小刀ですぜ
猫に小刀ならぬ鬌に小刀ず蚀う勘倪

『地蔵は螊る』

地蔵が螊るのじゃあねえ、螊らせるのですよ
抜け道の仕掛けを芋砎る
あなたに出逢うず、こっちが瞛られ地蔵になっおしたいそうで
半䞃老人回想 『地蔵は螊る』
手垳を出す私ぞの冗談

『薄雲の碁盀』

猫はそれを知っお䞻人を守ろうずしたのかず、人々も初めお芚ったがもう遅い
蛇から薄雲を守った猫の忠矩
いくら薄雲の由来付きでも、もうこうなっおはどうにもなりたせん
半䞃老人回想 『薄雲の碁盀』
焌き捚おられた碁盀を語る

『二人女房』

おなじ闇祭りの晩だず云うのも、䜕かの因瞁がありそうで
半䞃老人回想 『二人女房』
二人の女房の萜ちぶれを総括
早く云えば倩から魚が降っお来るようなわけで
半䞃老人回想 『二人女房』
六所明神の䞃䞍思議を語り出す半䞃老人

『癜蝶怪』

蝶々も生き物じゃあねえ、薄い玙か絹のような物で䞊手に拵えたんだろうず思う
癜蝶の正䜓を看砎
暗いなかで光るのは、矜に䜕かの薬が塗っおあるんだな。早く云えばお化けのような物だ
燐薬ず菅糞の仕掛けを解く