『幽霊の観世物』/安政元年七月末〜八月(1854年) 作品データベースの一覧へ 青空文庫で本文を読む ↗
🗣 語りの場面の年:本文に記載なし(上の年は事件の年)

📖 あらすじ

浅草の仁王門そばに出来た幽霊の観世物小屋で、見物に来た女が幽霊に驚いて頓死した。その女が下駄屋・駿河屋の女隠居とわかり、女のくせに一人で怖い方の左の路を進んだことを不審に思った半七が、駿河屋の探索を始める。

🎬 結末解説(ネタバレあり)

※結末に触れます(押すと開きます)
お半(駿河屋女隠居)を殺したのは養子の信次郎と大工の清五郎、お米の三人。お半と信次郎は不義の仲だったが、お半にごろつきの音造が出来、信次郎はお米に走って嫉妬から幽霊の観世物を利用し、清五郎が鉄槌と頭に打ち込んだ釘でお半を殺害。幽霊は生きた役者で証言。信次郎は音造に刺され死亡、音造らは死罪となった。

👤 登場人物

🗾 舞台

👻 怪異

📜 史実

📖 用語

💬 語録

幽霊の観世物を利用して人殺しを思いつくなぞは、江戸時代ではまあ新手の方でしょうね

半七老人(回想)|犯行の手口を評す

むかしの検視はそんな所まで眼がとどきません

半七老人(回想)|髪に隠した釘打ちの真相

だまされると知りながら木戸銭を払うことになる。そこが香具師や因果物師の付け目でしょうね

半七老人(回想)|見物は木戸銭を払う商売だと語る半七
引用は本文(青空文庫)から一字一句そのままです。

🔗 関連作品(言及している)

No.50 正雪の絵馬冒頭で「いつぞや『正雪の絵馬』というお話をしたでしょう」と翌月の出来事として言及
No.55 かむろ蛇「氷川のかむろ蛇の観世物」と過去に語った話として言及

🔗 関連作品(言及されている)

他の作品の本文からこの作品への言及はありません

🧭 前後の事件

前の事件(年順)『お化け師匠』/次の事件(年順)『海坊主』
前の作品(番号順)『河豚太鼓』/次の作品(番号順)『菊人形の昔』