『正雪の絵馬』/安政元年三月(1854年) 作品データベースの一覧へ 青空文庫で本文を読む ↗
🗣 語りの場面の年:明治三十年十月(1897年) 半七老人が聞き手に語った年(本文の記述より)

📖 あらすじ

安政元年、四谷の大木戸ぎわの油屋・丸多の主人は絵馬の蒐集にのめり込み、和田の大宮八幡から由井正雪の絵馬を偽物とすり替えて盗んだと同好の士に吹聴する。噂が広がってお城坊主の次男から大金を迫られる騒動となり、絵馬を抱えたまま主人が家出し、やがて縊死体となって発見されて、半七が探索に乗り出す。

🎬 結末解説(ネタバレあり)

※結末に触れます(押すと開きます)
真犯人は絵馬屋の重兵衛。絵馬道楽の丸多の主人に正雪の絵馬の偽物を掴ませ、さらに「謀叛人の絵馬」を盾に万次郎を使って千両単位でゆすった。家出した丸多主人を口論の末に絞殺し、縊死に見せかけた。その後、娘お絹殺しなどが連鎖し、淀橋の火薬爆発の混乱の隙に重兵衛が逮捕されて全て露顕した。

👤 登場人物

🗾 舞台

👻 怪異

📜 史実

📖 用語

💬 語録

こいつもなかなかの謀叛人だ。由井正雪が褒めているかも知れねえ

半七(若き日)|大津屋重兵衛の悪巧みを評す

ぐずぐずしていると、六日の菖蒲になるぜ

万次郎|のろのろしていると選から外れてしまうぞと脅す、江戸口調の一句
引用は本文(青空文庫)から一字一句そのままです。

🔗 関連作品(言及している)

本文に他作品への言及はありません

🔗 関連作品(言及されている)

No.57 幽霊の観世物冒頭で「いつぞや『正雪の絵馬』というお話をしたでしょう」と翌月の出来事として言及
No.58 菊人形の昔「いつぞやお話をした『正雪の絵馬』と同じように」と台詞で言及
No.61 吉良の脇指「春の末から半七らはかの「正雪の絵馬」の一件に係り合うことになって」と並行事件として明記

🧭 前後の事件

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