No.61 吉良の脇指
『吉良の脇指』/嘉永六年十二月〜嘉永七年七月(1853年) 作品データベースの一覧へ 青空文庫で本文を読む ↗
🗣 語りの場面の年:本文に記載なし(上の年は事件の年)
📖 あらすじ
番町の旗本・福田左京とその妾が、中間の伝蔵に殺害される事件が起こる。主人と姉のかたきを討とうと、魚屋笹川の若主人・鶴吉が吉良上野の脇指を手に仇討ちを思い立ち、半七に助太刀を頼む。半七は伝蔵の行方を追って探索を始める。
🎬 結末解説(ネタバレあり)
※結末に触れます(押すと開きます)
主殺しの伝蔵は主人福田左京と妾お関を斬って逃亡。女中お熊の行方を追って堀江が探索されるなか、伝蔵はお熊の奉公先の遠州屋才兵衛を聖天下で殺害した。半七はお台場の人足の中に紛れた伝蔵を発見し、笹川の鶴吉が、伝蔵が殺害に使った吉良の脇指で伝蔵を討つ仇討ちを成就させた。鶴吉は無事、脇指は菩提寺へ納められた。
👤 登場人物
🗾 舞台
👻 怪異
📜 史実
📖 用語
💬 語録
物事はさかさまになるもので、かたきを討たれた吉良の脇指が、今度はかたき討ちのお役に立つ。どうも不思議の因縁ですね
半七老人(回想)|冒頭の導入部
それもよかろう。吉良の脇指でかたき討ちをしたら、世の中も変ったものだと、泉岳寺にいる連中が驚くかも知れねえ
半七(若き日)|鶴吉の仇討ちを冗談で励ます
それは刀が悪いのではなく、差し手が悪いのだ
福田左京|吉良の脇指を差料にする殿の言い分
引用は本文(青空文庫)から一字一句そのままです。
🔗 関連作品(言及している)
No.50 正雪の絵馬「春の末から半七らはかの「正雪の絵馬」の一件に係り合うことになって」と並行事件として明記
🔗 関連作品(言及されている)
他の作品の本文からこの作品への言及はありません